新卒で大企業に入ってメリットだと感じたこと5選

大企業の長短

普段はSIerの批判記事ばかり書いていますが、それでも大企業に入って恵まれているなと感じていることは多々あるため、それをまとめていきます。

「大企業」と言っても様々な会社や業界があるため、ここに当てはまる特徴が全ての会社で当てはまるわけではないです。
(メーカーやIT系の大企業は比較的温厚な人が多いと言われていますし、そうでない業種もあります。)

あくまで私の会社(日系大企業)の話であり、穏やかな人が多く恵まれている事例であると思います。

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大企業のメリット①:優秀な上司や同期に恵まれる

大企業で昇進している人には、広い視野を持った優秀な人が多い

(残念ながら全体の中で優秀な人の割合には言及しませんが、) 今の時代に課長や部長(特に部長)に昇進できる人は、優秀な人が多いと思います。

社会的に責任のある仕事のマネジメントをやってきたり、数百人規模の大きなプロジェクトの戦略を立てたり、何十人もの部下を持ってどのようなアドバイスを与えればその人が伸びるか、ということが分かっている、というようなすごい人が一定数存在します。

ビジネスがどう社会に影響していくか、大きな組織(顧客、自分の組織)を動かすにはどうすればいいかといった「広い視野」を持っており、それを実行に移せるというのが共通していると思います。

自分の直属の上司がそうであるとは限らないですが、話を聞いて本当に勉強になる方がいて、「この会社に入って良かったな」と幸せを感じますし、同じ会社であれば自分の状況を理解してくれ、アドバイスも的確なものになります。
私の場合は幸いにも自分の部の部長がそのような方に当たるので、とても尊敬しており色々聞いたりしています。

大企業は同期も優秀な人が多い(基本的なリテラシーが身に付いている)

また、同期も高倍率を突破してきただけあり、優秀な人が比較的多いと思います。
(今の時代、本当に優秀な人はベンチャーに行くというのも正しいと思うので、あくまでも傾向の話です。)

高学歴が多く、ExcelやWordなどの最低限のリテラシーはあります。
大企業とそうでない企業との比較で、中小企業にはExcelが使えない人がいるとか聞きますが、私の会社はそういうことはほとんどないです。

実績を積んだ一流の企業とパートナーを結ぶことができる

社外のパートナーだと、新規で事業を考える時などは大企業で比較的企業体力があるからか、有名なコンサルの方がいらっしゃったりしました。パートナリングをお願いしているところが実績があって有名なところが多く、勉強になります

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大企業のメリット②:コンプラがしっかりしている

どの程度遵守されているかは会社の風土によりますが、大企業はコンプライアンスについてきっちりしている印象があります。

大企業はハラスメント防止に力を入れており、対応してもらえる

ハラスメント防止に力を入れており、窓口がきちんと機能しています。
通報したけど握りつぶされたといったことや、被害者なのに問題したら会社に居辛いということもなく、毅然と対応されます。
最近はむしろ年代が上の人が、「昔はこれ全然OKだったんだけど、今これ大丈夫なの…?」といった感じでハラスメントで問題にならないかビビっています…。

上司と部下の間が上手くいかない等の場合も過去に例があるので色々ルールが決まっている印象があります(少なくとも私の会社は様々なルールが決まっています)。

実際に問題になることはないとしても、いざという時に守ってもらえるという安心感が非常に心強いです。

労務管理を行っており、タイムカードに残らないサビ残等は(比較的)少ない

また、 (会社によりますが) 労務管理もしっかりしています。
手書きとかタイムカード無しでは全従業員の労働時間を管理できないことから、ツールが取り入れられていることが多いですし、その理由から記録に残らないサビ残がしにくいです。

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大企業のメリット③:連携が行いやすく、大きなビジネスができる

大企業の良いところの1つとして、「社会への影響力が大きい仕事」に「会社の名前を使って」携わることができることにあります。また、社内連携も行いやすいです。それぞれ解説します。

大企業だと「社会への影響力が大きい仕事」に携わることができる

大企業だとビジネスの規模が大きくなり、その分社会に及ぼす影響力も大きくなります。

他の会社と連携して仕事を行うときはその会社も一流企業であることがほとんどですので、その場合には多くの人が暮らしの中で使うことが確定しているものを作る仕事や、社会のインフラを担う仕事であったりします。

「規模が小さすぎて何のために仕事をしているのか分からない」といった悩みは少ないです。

この部分にやりがいを感じる人が多いのではないでしょうか。

会社の名前を使って仕事をすると、提携を行うことができる

会社の名前というのはかなり大事で、上記のような社会を支えるプロジェクトの連携は大企業同士の方が有利です。既得権益の世界で、社会インフラは大企業が寡占しており、大企業同士が手を結んだり離したりしながら様々なサービスを開発しているわけです。(通信キャリアやIT×他業種の大企業が最近多いですね。NTT×トヨタとかです。)

また、自分の会社から他の会社に何か話を聞きたい/提携を持ち掛けたい時には、相手が大企業中小企業問わず、会社の名前だけで話を聞いてくれたりします。

自分がすごいのではなく会社がすごいということを忘れずに仕事をすると肝に銘じたいです。それくらい強烈な世界です。

様々なプロジェクトのノウハウや専門部署があるため、社内連携が有利

大企業にはこれまで行ってきた様々なプロジェクトの実績が多く、縦割りの専門部隊もいます。

そのため、「このプロジェクトは前の○○のプロジェクトと似ているから、担当者に話を聞いてみよう」といったことや、「この新規事業のターゲットは××なので、この部署が持っている販売チャネルを使おう」といったことができ、挑戦できることの幅が広がります

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大企業のメリット④:福利厚生が充実している

大企業は圧倒的に福利厚生が充実しています。

  • 充実した手当(住宅手当、家族手当、残業手当など)
  • 有給休暇が取得しやすい
  • 有給休暇の各種休暇が充実(育児休暇など)しており、取りやすい
  • 持株会・財形貯蓄による金銭的メリット
  • 団体保険

それぞれいくらくらいもらえるのか/何日くらい休暇があるのかについては下記記事で詳しく解説しています。大企業の大きなメリットの1つである福利厚生についてより詳しく知りたい方は是非ご覧ください。

実際に入ってみて分かった大企業に就職するメリット5選【福利厚生編】
大企業の福利厚生について、実際に大企業に入社してみてメリットだと感じた点を解説します。各種手当や有給休暇をはじめとした各種休暇、残業の内情、持株会、保険など、それぞれについて中身やどれくらいお得かを詳しく解説しています。
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大企業のメリット➄:景気に左右されず安定した給与体系

日系大企業の給与体系は良くも悪くもかなり安定しています。
生涯年収は高いですし、同年代の平均と比べて高い水準であることは間違いないです。

若い年次の給与が抑えられている会社が多いですし、ものすごい成果を出しても給与が上がりにくいし昇進もしにくいといった側面もありますので、ベンチャーやフリーランス等に比べてどちらが自分に向いているかといった好みの話です。

しかし、1つだけ言えるのは景気に左右されず、一定の給与が支払われる性質が強いということです。このコロナショックで安定した収入が見込めることにありがたさを感じているひとが多そうです(ボーナスは減りそうですし、長く続けばもちろんどうなるかは分かりませんが)。

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まとめ

環境の面で恵まれており、「本当にどうなってるんだ…」みたいな思いをするリスクは少ないと感じます。

この大企業の環境と、自分のやりたいことや成長などを加味して自分の進路を決めると良いのではないかと思います。

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