実際に入ってみて分かった大企業に就職するメリット5選【福利厚生編】

大企業の長短

こんにちは、はるです。
大企業に入ってみて良かったと思うことが色々ありましたが、その一つが福利厚生です。

実際に入ってみて制度の充実具合に驚いたので、その部分を詳しく解説していきます。
私が入社したのはIT系の大企業ですが、どの業種でも同じような福利厚生があると思います。

(※もちろん大企業にデメリットがないわけではないです。
大企業が全てにおいて優れている!大企業最高!!というわけではないので、その辺も追々記事にしていけたらと思います。)

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メリット1.手当が充実している

大手企業の標準的な手当て

手当はかなり手厚く、ざっと挙げただけでも以下のようになります。

  • 寮や社宅がある
  • 家賃補助
  • 家族手当
  • 出張手当
  • 休日出勤手当・夜勤手当
  • 通勤手当
  • もちろん残業代は(比較的)出る!
  • 資格の受験料の負担や奨励金

・寮や社宅がある

大きな企業であるほど寮や社宅があるところが多いです。

  • 独身寮
  • 社宅
  • 借り上げ社宅

の3種類があると思います。

独身寮は若手の従業員に向けて作られている寮です。
費用は会社によって異なりますが、月数千円~2万円くらいでしょうか。
とにかく安いです。

入社してから最初のボーナスが支給されたとき~数年で出ていく人が多いですが、中には長く住んでいる人もいます。

注意点としては、綺麗さや交通の便が保証されないことや、仕事が終わって退勤しても会社の人と顔を合わせないといけないことでしょうか。
私の周りは、数万円浮くというメリットとこれらの注意点を天秤にかけている知り合いが多いです。 勤務地と寮の場所が遠いと大変で、それで苦労している人も。

社宅は持っている会社が独身寮よりも限られると思いますが、家族で住めたり、独身寮よりも長い期間住めたりしますね。
手当なしで家族でマンションに住む場合の数分の1で住めると思います。

借り上げ社宅は企業が借りている賃貸を貸し出す制度です。
従業員の負担は企業によって異なりますが、通常は自分で借りるよりも安くなります。

・家賃補助

家を借りている場合や買った場合に、いくらか補助が出る場合があります。

金額は会社によって異なりますが、私の会社は数万円出るので恵まれているなと感じます。
(しかし、私は実家が都内にあって実家暮らしなので一切メリットを享受できていないです。)

・家族手当

家族を扶養している場合に支払われる手当です。
月額で1人あたり1万円くらいでしょうか。

・出張手当【マイレージが貯まる!】

日帰り出張や泊まり出張、海外出張に対してそれぞれ金額が異なり、旅費にプラスして手当が支払われます。
会社によって異なりますが、1日あたり数千円は出ると思います。
ちなみに私の会社は出張の際の食事代も出ます。

ちなみに、飛行機に乗った場合はマイレージは自分のものにできます。
(没収される企業も聞いたことはありますが…。)

・休日出勤手当・夜勤手当

休日出勤や深夜残業、夜勤が発生した場合には賃金が数割上乗せで支払われます。
就業規則で定められています。

・通勤手当

大企業に限った話ではないと思いますが 、もちろん交通費は全額支給です。

・もちろん残業代は(比較的)出る!

大企業は中小企業に比べて残業代がきちんと支払われる傾向にあります。
(裁量労働制で契約をしている場合はもちろん別です。)

業種や仕事の状況によっては多少のサービス残業が発生する場合もあるかもしれませんが、それでも残業代が全く支払われない!ということは起こらないはずです。

・資格の受験料負担や奨励金

会社や職種によっては決められた資格の受験料を負担してくれたり、インセンティブとして奨励金が出たりします。
私の会社は全従業員共通でTOEICの受験料を数割負担してくれます。

その他は職種や部署によってまちまちですが、今の部署だとAWS認定高度情報処理技術者の受験料と講習のお金を全額負担してくれます。(実務の役に立つかはまた別の話ですが。)

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メリット2.有給休暇が取りやすい

有給休暇の日数が多い

大企業は、法律で決められているよりも多くの有給休暇を従業員に与えている場合があります。

参考として、労働基準法で定められた年次有給休暇の日数は以下のようになります。

継続勤務期間付与日数
6か月10日
1年6か月11日
2年6か月12日
3年6か月14日
4年6か月16日
5年6か月18日
6年6か月20日

出典:有給休暇の付与日数 - 厚生労働省

若手のうちから勤務年数が多い人と同じようにもらえたり、上限が20日以上となる企業が多いと思います。
私の会社は2年目の時点で20日以上となっています。

有給の消化ノルマがあるので、実際に取ることが出来る

ノルマというほどではないですが、私の会社は「年間〇日(有給の付与日数の7割くらい)以上有給取ってね~」という呼びかけが行われており、かなり取りやすい雰囲気です。

少なくとも、「新人が有給を取って生意気だ」みたいな風潮はないですし、みんな普通に休んでいます。上司に事前に申請すれば何も言われないです。
(仕事が積みあがっている場合や自分が抜けたらプロジェクトが止まる場合にマネジメントできていない場合は咎められるかもしれません。そこは社会人としての責任ですのでうまくやりましょう。)

ホワイトだと有名な某超大手企業だと、部下の有給消化率が上司の査定に関わる会社もあるみたいですね。残念ながら私の会社はそこまでの強制力はなく、上記はあくまで努力目標です。

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メリット3.有給休暇以外の各種休暇が存在

各種休暇が充実している

大企業は有給休暇以外の休暇が充実しているなと感じます。
例えば下記のような休暇が有給休暇とは別枠で定められているので、事情次第で有給を使わずに休むことができます。

  • 出産休暇
  • 育児休暇
  • 介護休暇
  • 看病休暇
  • 配偶者転勤休暇
  • 慶弔休暇
  • 罹災休暇
  • リフレッシュ休暇
  • 自己啓発休暇
  • バースデー休暇
  • 転勤休暇
  • 生理休暇

サポート体制が充実しているので取りやすい

大企業は中小企業と比べて人員を増強する体力がある場合が多く、休暇が取りやすいです。

会社としての体力がない場合は、抜けられたら困る・代わりの人を入れてしまったら数年後に復職したときに雇えないから出産・育児休暇が取れないといった例が考えられますが、大企業だとそのようなことは起こりにくいです。

私の会社では、同じ課の男性が現在育児休暇を取っています。

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メリット4.持株会や財形貯蓄がある

持株会で奨励金がもらえる

持株会とは?

  • 企業が従業員の給与の一定額を天引きして自社株を購入するしくみ
  • 加入は任意で、毎月の給与や賞与から一定額をドルコスト平均法で積み立てていく

持株会のメリットは、株の購入資金に応じた奨励金を支払う会社が多いことです。
会社によって異なりますが、5~20%が多いでしょうか。

例えば、毎月1万円積み立てしていて奨励金が10%であった場合に、会社が1000円の奨励金を出して、
10000+1000=11000 円分の株を毎月購入することができます。

一方で、自分の会社の業績が悪くなったときに株価も下がった上に給与も下がってしまう可能性があり、リスク分散ができないというデメリットがあるので、やるかどうかは慎重に選ぶ必要があります。

私は奨励金に釣られて持株会をやっています。

財形貯蓄で奨励金が出る・節税できる

財形貯蓄とは?

  • 企業が従業員の給与の一定額を天引きして、財形貯蓄取扱金融機関に払い込む
  • 一般財形貯蓄財形年金貯蓄財形住宅貯蓄の3種類がある
  • 企業規模別の財形制度の導入割合は、平成26年で
    企業規模が30~99人の場合、 35.0%
    企業規模が100~299人の場合、51.8%
    企業規模が300~999人の場合、72.6%
    企業規模が1000人以上の場合、75.5%
    となる。

出典:財形制度をめぐる状況について - 厚生労働省

財形年金貯蓄と財形住宅貯蓄は非課税措置があります。
老後のためやマイホームを購入するためのお金は、これらを使ってコツコツと積み立てることで節税しながらお得に貯金することができます。

※使用目的が限られているので注意が必要です。途中で解約するとメリットが薄くなってしまいます。

一方で、一般財形貯蓄は目的を問わず自由に使うことができ、解約も自由です。ただし、非課税措置はありません。

非課税措置に加えて、会社によっては奨励金が出る企業があり、これが大きなメリットです。
奨励金の相場は、大体年3~5%くらいだと思います。
銀行に預けた場合の数千倍くらいになります。お得ですね。

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メリット5.団体保険がある

団体保険とは?

  • 会社が保険契約者となり、従業員を被保険者とする保険。
  • 種類が豊富で、個人契約では加入できないような特別な設計をした団体保険もある

この団体保険、とにかく安いです。
資料を引っ張り出して見てみたら、私の会社だと個人契約の約4割減~半額になっているみたいです。
保険は積み重なると大きくなる固定費の1つなので、安くできるのはうれしいです。

加入は任意ですが、私の周りだと多くの人がこの団体保険に加入しています。

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まとめ

実際に大企業に入って福利厚生が手厚いな~と思ったことを挙げてみました。
会社や職種によって違うところも多いかと思いますが、参考になれば幸いです。

本当はもっと詳しく書きたいところもある(例えば持ち株の優れた点とか活用術は考えて運用しています)ので、もし機会があればまた書こうと思います。

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