モニターの選び方を1から解説【初心者向け・おすすめも紹介】

デスク環境・ガジェット

「テレワークになったから、生産性を上げるためにツールを揃えてみたい!」
「モニターを買ってみたいけど、いっぱいあるし横文字や数字が多くて難しい。何を選んだら良いのか分からない…」

この記事では、そのようなお悩みを解決します。

形や大きさ・こだわりなどどういう基準でPCモニターを選んだら良いのかや、私が実際にAmazonの商品から選んだおすすめモニターをご紹介しています。

私が実際にモニターを買ってみて、気を付けた方が良いと思ったこと・あった方が良いと思った機能も盛り込んで解説していますので、是非ご覧ください。

スポンサーリンク

モニターを使うことのメリット

モニターによって生産性アップ

オフィスワーカーにとって最も生産性を上げることができるツールは、間違いなくモニターでしょう。

昨今のテレワークの浸透で、これからモニターの購入を検討している方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。

在宅勤務だと今までよりもメールやチャットのやりとりが増えるため、見なければならないアプリケーションが増えると思います。ノートPCの画面にメールやチャットの画面を映しっぱなしにして、モニターで自分の作業をするのもありかもしれません。

ある大学の調査によると、シングルスクリーンからデュアルモニター構成に移行した結果、テキスト作業において44%、スプレッドシート作業において29%生産性が向上するようです。

ユタ大学の調査によって、 ワーカーは、 シングルスクリーンか らデュアルモニタ構成に移行した結果、 テキスト作業において 44 % 生産性を向上し、 スプレッドシート作業において 29 % 生産性を向上したことがわかりました。

ジョージア工科大学の調査によると(図 1 参照)、参加者は、デュアルモニタ構成を使用した結果、与えられた作業を約 2 分半も早く完了できたことがわかりました。2 分は短いように感じられるかもしれませんが、作業と従業員の数に比例して、 すぐに十分な量になります。1 時間に 5 分節約できるだけでも、従業員 1 人 が 1 日あたり 40 分を別の作業に費やすことができます。

DELL『デュアルモニタを使って生産性と ユーザーの満足度を高める 』

今まで使って来なかった人も、是非導入を検討してみてほしいです。世界が変わります。

スポンサーリンク

モニターの選び方を解説

Amazonや楽天でモニターを探していても、横文字や数字ばかりでどれがいいのか分からない…という方が多いのではないでしょうか。

中々難しいですが、こちらの観点でモニターを選んでいけばよいと思います。
(難しいと思った方は、下記に私が選んだおすすめモニターをご紹介しているのでそちらもご覧ください。)

モニターの選び方

  • 形を見る
  • 大きさを見る
  • パネルの種類を見る
  • 端子をチェック
  • こだわり条件をチェック
    例:ブルーライトカット・内蔵スピーカーあり・高さ調節ができる

それぞれについて解説していきます。

モニターの形をチェック(スクエア、ワイド、ウルトラワイド)

モニターの形は、モニターの縦と横の比を指します。

PCモニターには、「スクエア」「ワイド」「ウルトラワイド」の3種類の形状が存在します。

モニターの形状縦横比(横:縦)
スクエア5:4
ワイド16:9(または16:10)
ウルトラワイド21:9

皆さんがイメージする形状は「ワイドモニター」だと思いますし、おすすめなのも「ワイドモニター」です。

理由は以下です。

ワイドモニターがオススメな理由

  • スクエアモニターやウルトラワイドモニターよりも一般的なため種類が豊富。
  • 自分に合ったものが見つかりやすい
  • ワイドモニターはスクエアモニターよりも横に長いため、複数ウィンドウを開いても重なりにくく、横に並べて作業ができる。

どうしてもモニターを置くスペースが取れない方はスクエアモニターを選ぶのが良いと思います。逆にもっと作業領域が欲しいという方はウルトラワイドモニターも選択肢に入れると良いかもしれません。

モニターの大きさを表で比較・おすすめの大きさは?

主なワイドモニターの大きさは以下のようになります。
※1インチは2.54cmです。

インチ数画面横幅(cm)画面縦幅(cm)
18.541.023.0
19.543.224.3
21.547.626.8
23.852.629.5
25.055.331.0
2759.733.5

注意していただきたいのは、モニターというのは普通に大きいぞということです。

私は21.5インチの比較的小さめなモニターを使っていますが、それでも机の横幅の半分以上をモニターに占領されますし、PCを触る頻度が低い人にとってはモニターが邪魔になってしまう可能性があります。

21.5インチで個人的にはかなり快適に使えていますし、一般的に23インチ前後が最も定番のサイズであるため、このあたりを選ぶと良いのではないでしょうか。

モニターのおすすめサイズ

  • 21.5インチ~24インチくらいの中からお好みで
  • ただし、中々大きいので注意!
    プライベートではPCをあまり使わないが、テレワーク用にモニターを購入したい人は、邪魔にならないように小さめのサイズを買うのもありかもしれません。

小さめ(21インチ以下)のモニターは中々ないので、「小さめのモニターが欲しい!」ということであれば、以下のモニターがおすすめです。

私が今使っているモニターもAcerのものです。
(このモニターとよく似た種類を使っています。Amazonのメーカーからのページで比較対象になっているくらいです。)

価格も10000円前後(2020/4/10現在)と安く、コスパの良い商品ではないでしょうか。
私が使っているモニターも買ってから2年半経ちますが、特に問題なく使えています。

注意点としては、液晶がTNパネルなので若干画面が白っぽくなり、デザイン系など細かい色彩が要求される作業をされる方は向いていないかもしれません。(普通に使う分にはほぼ問題ないです)

 

もう1つ、同じくらいの大きさで同じくらいの値段で同じようなモニターがあったのでご紹介します。

液晶がTNパネルであるため、注意点も同じです。

これらがAmazonランキングの46位、47位に並んでおり、小さめ(21インチ以下)のモニターの中でランキングトップ2でした。

パネルの種類をチェック

簡単に言うと、液晶パネルには TN方式、VA方式、IPS方式の3種類が存在します。
それぞれ駆動方式(液晶分子の配置方法と、電圧による液晶分子の動かし方)が異なり、メリット・デメリットが存在するので、用途によって選ぶと良いでしょう。

それぞれのメリット・デメリットを以下に示します。

方式メリットデメリット
TN方式低コスト視野角が狭く、色変化や輝度変化が大きい
複数人での作業に不向き
VA方式比較的低コスト
応答速度が速い
コントラストが高い
視野角が狭く、色変化や輝度変化が大きい
複数人での作業に不向き
IPS方式視野角が広い
高画質
比較的高価
応答速度が若干遅い

※ 応答時間とは、ディスプレイの色が変化するときに前の色から次の色に切り替わるまでに要する時間 のことです。テレワークでオフィスワークをする上ではほとんど気にならないと思います。
ゲームで真剣にFPSをしたい方や、映像系の仕事をされる方はきちんと選びましょう。

今は技術が発達してきており、TN方式でも画質に問題が無く使えるものも多いです。
正直、特にこだわりがなければ何を使っても問題ないと思います。

私は最もコストが安くて画質もコントラストも低い TN方式を使っていますが、仕事でもプライベートでも全く問題なく使えています。
(映像系の仕事をされている方・モニターで映画を見たい方などは画質やコントラストこだわった方がいいかもしれません。)
パネルの種類で数千円の差が生じることがありますので、ご自身のお財布や、視野角・コントラストのこだわりたい部分と相談しながら決めるのが良いと思います。

さて、勘の良い方ならお気づきかもしれません。
「IPS方式の安いものがあれば最強なのではないか」と。

ということでTN方式とそこまで値段が変わらない、評判の良いIPS方式のモニターを探してみました。

台湾のメーカー、ASUSのモニターです。
デザインがかっこいいです。この23インチのモニターが約12000円(2020/4/11現在)でIPS方式の中で最安クラスですね。

 

また、別記事でもご紹介していますが、当ブログで最もおすすめしているのが下記のモニターになります。今一時的に安くなっているだけに見えますが、HP製でIPS方式のモニターが、

  • 21.5インチが10540円
  • 23.8インチが12780円

です(2020/4/10現在)。

せっかくなので、良いと思った点をもう少しご紹介します。

良いと思った点まとめ

  • Amazonのレビューで高評価(381個の評価 ☆4.4(2020/4/10現在))
  • 有名でブランド力のあるHP製
  • 高さ調整・傾斜角度の調整ができる
  • 視野角が優れており、色再現度が高いIPSパネル
    (イラスト製作や動画編集など、デザイン系の仕事をする方も使えるのでオススメです)
  • 21.5インチ10540円、23インチ12780円という驚きのコスパ(2020/4/7現在)
  • 購入後1年間 の引き取り修理サービス、パーツ保証

その他こだわり条件から探す(高さ調節・端子・ブルーライトカットなど)

その他のこだわり条件として、自分が欲しいと思った条件で探すと良いでしょう。
今のモニターを使ってみてあってよかった機能・これがあったら便利だろうな…と思った機能を以下にご紹介します。

  • ブルーライトカット機能
  • 端子(通常は問題ないと思いますが、特別に繋ぎたいものがあるのであれば調べましょう。)
  • モニターの高さ調整・傾斜角度の調整

ブルーライトカット機能が搭載されており、値段も安いIPS方式のパネルがもう1つあったため、おすすめ品としてご紹介します。

良いと思った点まとめ

  • IPSパネル
  • IPSパネルにも関わらず、値段が21.5インチで10819円(2020/4/10現在)
  • Amazonのレビューで高評価(447個の評価 ☆4.3(2020/4/10現在))
  • 周辺の光量を検出して輝度を自動調整するB.I.搭載
  • ブルーライト軽減(BenQのモニターには搭載されていると思われる)
スポンサーリンク

まとめ

モニターは似たようなものが多く、10000円前後で不満の無いものが買える場合が多いです。
一方で、少し情報を得てから色々探してみるとお買い得なものが結構見つかるので、この記事を読んでくださった方が少しでも賢くモニターを選ぶことができるようになることを願っています。

私もIPS形式のモニター欲しくなってきました。もう1つモニター買おうかしら。

コメント

タイトルとURLをコピーしました