【午前問題編】応用情報技術者試験に最短で合格する勉強法

応用情報技術者試験(AP)

「就活で有利になりそうだから取りたいけど他のことで忙しい…」
「会社で取得するように勧められたけどもう試験まで時間がない!」
など、応用情報技術者試験を取得したいけど十分な勉強時間が取れない方が多いと思います。

令和元年度秋期の応用情報技術者試験に合格したので、「この勉強は無駄だったな…」とか「この対策をしたのは役に立った!」という経験から、効率的に勉強する方法を解説します。

私の令和元年度秋期 応用情報技術者試験の試験結果です。
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応用情報技術者試験に最短で合格する勉強法

結論は以下になります。

応用情報技術者試験の午前試験を最短で合格するためにやること
過去問道場で過去問を解く
② 分からないところがあれば参考書を読む

それぞれ順番に解説していきます。

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過去問道場で過去問を解く

過去問を解くことが重要な理由

情報技術者試験において、過去問を解くことが合格への最短ルートです。

理由は簡単で、45~50%が過去に出題された問題と同じ問題が出るからです。

合格ラインは60%で4択問題です。

つまり、例えば過去問を完璧に対策して過去に出たことがある問題を全て取ったとしたら、残りの40問(と少し)から8~10問取れれば合格できるわけです。

分厚い参考書を読むより過去問を解いた方が効率が良いのは明らかです。

過去問道場とは?

応用情報技術者試験ドットコムという名前のサイトで、スマホやPCで一問ずつ問題を解いて解説を読むことができるだけでなく、分野や年度、未回答の問題や前回間違えた問題を絞って出題することができます。
(間違えた問題や解いたデータを保存するには会員登録が必要ですが、メールアドレスなども必要ないです。IDとPWを忘れないようにだけ注意!)

どの年度の問題を解けばいい?

更に大きなポイントですが、

  • 直近2回分で出題された問題は出ません
    (例えば、令和元年秋に受験する場合、平成31年春と平成30年秋に出題された問題は全く出ません)
  • 出題される問題は上記の直近2回からさらに5~6年前に集中しています。
    つまり、受験する年の6~7年前から1年半前の過去問を解けばだいたいカバーできます。
    (言い方が分かりづらくて申し訳ないです…。例えば、令和元年秋に受験する場合、だいたい平成24年秋期~平成30年春期くらいです。)
  • 上記よりも古くなるにつれほとんど出題されなくなっていきますが、特に平成20年度秋期までの旧試験の問題はほとんど出ません。出ても1~2問だと思います。やらなくていいです。

おすすめの解き方

過去問道場で、上記の「直近2回を除いた過去6~7年分」かつ「分野別」で絞り込みを行って解くことをおすすめします。

一例です。直近2回を除いて過去10~12回分を選択し、かつ好きな分野を選んで過去問を解き始めるとよいでしょう。

分野別に解いた方が良い理由ですが、過去に何回も出ている問題に短時間でたくさん当たるので、分野ごとの傾向がより分かるようになります。

何回も出ている問題が印象に残って覚えやすくなったり、それと似た雰囲気だからなんとなく出そうな問題が分かるだけでなく、1回しか出てないし聞かれていることが細かいから絶対出ないな…みたいな問題も分かれば万々歳です。(人の感受性の問題なので保証はできませんが)こういうマニアックっぽい問題は大体捨てて大丈夫です。

また、分からない部分があって参考書を読んだ場合に、過去問演習→参考書を読む→過去問演習 というサイクルが短時間ででき、覚えやすくなります。

ただし、時間が経って最初にやった分野を試験直前に覚えてない…みたいな事態が起こりうるので、こまめに復習しましょう。

このような傾向を見るためには分からない問題は考えすぎず、解説を読んでサクサク問題を解いて何周も回していくことが重要です。
過去問道場は下にチェックボックスがあるので、分からない問題があればチェックを付けておくと良いと思います。

過去問を解く際のポイントまとめ

長くなったので下記に整理しました。

過去問の解き方

  • 合格率は60%、そのうち45~50%が過去に出題された問題と同じ問題が出る
  • 出題される過去問は、ほとんど直近2回を除いた過去6~7年分 から出題される
  • 分からない部分の参考書を見たり、傾向を捉えるために「分野別」に解く
  • 考えすぎないでサクサク何周も回す
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分からない部分が出てきたら、参考書を読む

過去問を先に解いた方が良い

参考書は過去問を解いているときに分からない部分や知らない単語が出てきた時に参照する程度で充分です。

なぜなら、上で述べた通り過去問をやった方が圧倒的に効率が良いからです。

ただ、知らない単語を覚えろと言われても厳しいですし、理解した方が覚えられることも多いと思うので、補助的に読む方が良いと思います。
午後対策にもなりますしね。

ちなみに、だいたいの出題範囲を把握するのに参考書をパラパラ~とめくるのは結構有用です。

応用情報技術者試験対策におすすめの参考書

翔泳社 『情報処理教科書 応用情報技術者 テキスト&問題集 2020年版』
が上記の目的で読むなら個人的におすすめです。
私も、現在勉強中の情報安全確保支援士で、このシリーズの参考書を使っています。
(最初から最後まで読むのではなく補助的に読む、という前提であれば)解説の内容が薄すぎず濃すぎず、 過去問の量が多すぎないので丁度良いです。

出題範囲が網羅されているので、読むことで午前だけではなく午後対策に必要な知識も身に付くのが嬉しいポイントです。

IT初学者向けの参考書・他のおすすめ参考書の候補については下記の記事でより詳しく紹介しています。どの参考書を買うかお悩みの方は以下の記事を読むことをお勧めします。参考書を比較し、自分の目的に合った参考書を買えるようになるからです。

応用情報技術者試験のおすすめ参考書4選【目的別に比較】
「応用情報技術者試験を受験したいけど、どの参考書を選べば良いのだろう?」とお悩みの方向けに、おすすめの参考書を4つ紹介しています。IT初学者向けにおすすめの本、午後問題に不安を持った人向けの本など、目的別に比較を行っています。
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まとめ

過去問から結構な割合で出ますし、分からない単語が出てきたら(超マニアックな問題を除いて)調べるまたは参考書を読むくらいのことをすれば本番で突破できると思います。

午後問題の対策についても記事を書いていますので、是非ご覧ください。
午後は分野選択や記述があり、効率的な勉強や問題を選ぶ戦略が求められます。

以下の記事では、分野ごとの特徴や記述の書き方をご紹介しています。

【午後問題編】応用情報技術者試験に最短で合格する勉強法
応用情報技術者試験を取りたいけど勉強時間が無いという方や、午後問題の記述の書き方が分からなくて不安な方のために、効率の良い勉強方法や解く分野の選び方、記述の書き方を解説しました。やらなければいけないことを最小限に絞って解説しているので、是非ご覧ください。


ちなみに本日(2020/3/24)情報処理技術者試験の中止が発表されました。

にも関わらず試験まで時間が無い人向けの最短で合格する方法をせっせと書いている矛盾…。

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