テレワークが辛い新人の体験談【大手IT企業なのに】

SEについて


私は昨今のコロナウイルスの影響で3月下旬くらいから在宅勤務に切り替わったのですが、「ほら在宅するからだよ~」みたいな感じで業務上の問題が見過ごされたり、ゆくゆく問題になりそうな自分の心身の不調の予兆が見つかったりしているので書き留めようと思います。
(完全な自分語り回で、論理や結論も特にないです。)

新人だから苦労していることもあるので、マネジメントしている方の参考になったり、共感していただければ幸いです。

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テレワークが思ったよりも辛い

テレワークを始めてみて、業務上で支障が出ているなぁというのが正直なところです。

仕事のやり方が分かっていないところもあるし、「いやそこは何とかしなさいよ」「それはちゃんと自分でコミュニケーション取らないとダメでしょ」等、自分の甘えが多々あると思いますが、 とりあえず順番に思ったことを書いていきます。

筆者のプロフィールと状況を下記に載せておきます。

筆者のプロフィールと状況

  • SIerのSE
  • 2019年4月入社なので、現在2年目に突入 仕事のやり方とか正直まだよく分からん
  • 直属の上司と、一緒に仕事をしている先輩社員の半分くらいは出勤をしている
    (これは環境の問題(特定の環境に繋がないと仕事ができない)によるものです)
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テレワークが辛いポイント①:コミュニケーションコストが上昇

一番辛いことがこれです。コミュニケーションに要する手間が上がり、質が下がり、自分だけ会話に入れない環境が発生してしまいました…。これにより生産性がガタ落ちし、プロジェクトで置いてけぼりを食らい、孤独に震えるという結果を招きます。

このようなことが起こってしまう原因について下記に列挙します。

社員全員の在宅勤務に耐えられる回線が整っていない

大企業なら、家からVPNで接続することで社内システムにアクセスする形になると思います。
あまり詳しいことがは分かっていないのでボロが出そう&会社を特定されても困るので詳しく書けないですが、みんな仮想デスクトップ方式やリモートデスクトップで業務の環境へアクセスをしている状況です。

環境によってボトルネックが違うようで原因は色々あるようなのですが、回線速度が遅かったりいきなりVPNが落ちたりして、かなり仕事がし辛い状況が続いています。

重いファイルを落とすのに膨大な時間がかかり、そのダウンロードだけで半日終わってしまう人も。

私はたまにフリーズしたり落ちたりする程度で済んでいますが、それでも突然やってくるので結構ストレスです。

オンライン会議でうまくコミュニケーションが取れない

オンライン会議の際に、音質が悪くて聞き取れなかったり、突然切れたり、遅延したりで安定的にコミュニケーションを取ることが難しいです。

上記の回線の環境の悪さや、元々オンライン会議の文化がなかったことでヘッドセットなどのツールが行き届いていない(コロナウイルスが流行ってからは品薄で会社備品が手に入らない)ことから、お世辞にも環境が整っているとは言えない状況です。

オンライン会議はただでさえ相手の反応が見えづらかったりしてゆっくり打ち合わせを進めなければならないので、打ち合わせの生産性がかなり下がっています。

新人は在宅勤務だと放置されがち

管理側として、中堅がやっている重要度が高い仕事のマネジメント>新人に任せている重要度が低い仕事のマネジメント』 という優先順位になるのは当然だと思います。

出勤していたときは手が空いていそうな先輩社員を見つけて分からないことを聞いたり、上司が自責にいる時を見つけて確認をしてから作業を進めることができていましたが、在宅だと出勤時に聞いていたほど気軽に聞けなくなってしまいます。

実際に上司に「急ぎのときは電話してもいいけど忙しいからチャットしても返すのは定時後になるね。」と言われています。そうするとちょっと聞けば解決することも返事が返ってこなかったり、確認すれば済むことを確認できなかったりして作業のやり直しが発生します。

これでも私は自分の仕事はあり、他の先輩方と調整しながらなんとか仕事をこなしている毎日なので恵まれている方だなと思います。放置されている新人いっぱいいそうです。

上司が在宅勤務に理解がないと詰む【チャットが使えない】

残念ながら日本の大企業には最新のチャットツールに理解がない人間がたくさんいます。

私の職場はチャットは使えますが、元々そこまで活用されていなかったことや、今も半分くらいのプロジェクトメンバーが出勤していることから、テレワークの導入に伴ってチャットツールの見直しなどは行われず、ビジネスコミュニケーションツールのプレゼンスは低いままです。

急ぎでなければ電話を書けるなと言われ、チャットも定時後しか返信が来ないとなると一体どうすれば…という気持ちになります。(面倒見の良い先輩社員方に教えてもらえているのでなんとかやっていますが、それでも上司と相談できないため日々手戻りが発生し、修正を迫られています)

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テレワークが辛いポイント②:4月にテレワークは時期が最悪

3月下旬から4月一杯くらいまでテレワークになりそうなのですが、私にとっては時期が最悪だなあと思いました。

3月末は年度末でバタバタしますし、4月に入ってプロジェクトに新しいメンバーが入ったり、新しいことが始まったりしました。

4月は新しいことを始める季節なので、キックオフや方針決定、見積もり、役割分担などが行われます。この仕事は全てコミュニケーションや調整と言って良いでしょう。

つまり、オンライン会議による生産性の低下の影響や、周りの人とコミュニケーションが取れないことによる手戻りの発生をもろに食らう業務だったということです。

役割分担が終わった後の個人ワークでテレワークが始まるなら予め決まったことを検討したり、日々の進捗を報告するだけで済むので比較的被害は少ないと思います。しかし、プロジェクトのメンバーみんなで計画を立てよう!調整しよう!という作業中にコミュニケーションが取れず、置いてけぼりになってしまうと、下手したらこの先ずっと仕事がなくなってしまいます。

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テレワークが辛いポイント③:勤務場所が家であることが辛い

家で仕事をすると集中できない

これは完全に私の甘えの問題ですが、「家=仕事を終えて帰ってきてリラックスするオフの空間」という認識でずっとやってました。(学生時代も研究室や図書館で研究/勉強して、家ではオフモードでいることが多かったです。)これで家でいきなり仕事をしてくれ!と言われても、良いパフォーマンスを出せている自信がありません。

また、わざわざ時間をかけて出勤をして隣に他の社員がいる空間に行く状態と、身支度もなくプライベートと業務開始を切り替える手段もないまま仕事を始める状態なら、前者の方が仕事をするぞ!という切り替えが発生します。(満員電車で疲れてたのは結構問題でしたが…)

結局、仕事の切り替えの方法を模索し続けて今に至ります。
作業の〆切が迫っているときはさすがに頑張って(というか焦って)仕事をしていますが、PC起動からPCシャットダウンまでを上手く仕事モードに切り替えられるようになりたいです。

家にいてもくつろげなくなってくる

仕事を始める時の「オン」のスイッチが入れられないということは、スイッチが切れないということも意味します。

私は自分の部屋でPCをカタカタして仕事をしていますが、このブログを書いているときや趣味のプログラミングをしているときも同じ場所・同じ姿勢でカタカタとキーボードを叩いています。これだと、プライベートでPCを触っている時にも仕事をしているかのような錯覚と脅迫観念が襲ってくることが最近あるんですよね。つらい。

在宅勤務により、1日ずっと同じ姿勢になり腰痛や肩こりを発症する

在宅勤務により、身支度をする時間や通勤をする時間が浮きました。

その結果私が何をしているかというと、仕事をしている時と同じ姿勢でPCをいじっています。
本当に朝から晩まで同じ姿勢です。

その結果、肩こりが発生したり右手が腱鞘炎になりかけたり腰痛を発生しかけたりしました。
あと、定期的に外に出て散歩を心がけていますが、それでも運動不足も感じています。
皆様もお気を付けください。

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まとめ:テレワーク時は自分で環境を作ろう

ここまで色々書きましたが、私の結論は「テレワークは話にならん!出社させてほしいしコロナが終わったらテレワークもやめよう!」ではなく、「インフラはさすがにこれから今よりはよくなるだろうし、ビジネスコミュニケーションツールの導入などのルール決めをして、支障なく在宅勤務ができるようにしたい」というものです。

通勤時間や身支度の時間が浮いたのはかなり助かりますし、トータルで言えばテレワークになってうれしいです。

個人的にはコロナウイルスが終息しても日本社会においてテレワークの導入率が落ちないといいなと思っています。(みんな仕事しすぎです。)
歴史的な転換点にいると言っても過言ではないと思いますし、自分で環境を整えたり職場のルールを検討し、色々模索していきたいです。

漫然と状況を書いただけになってしまいましたが、テレワークを改善するときの何かの観点になれば幸いです。

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