こんにちは。
社会人になってから日経新聞を読み始めて「読んでよかった」と思ったことが多かったので、思いつく限りのメリットを書き連ねていきます。
今の時代は無料で読むことができるネットニュースが多いですが、それでも
目標を立てたい新社会人の皆さんや何かインプットしたいエンジニアの方は是非ご覧ください。
完全に個人の主観です。実体験なので。
ITエンジニアが日経新聞を読むべき7の理由
日経新聞は、五大紙(読売新聞、 朝日新聞、毎日新聞、日本経済新聞、産経新聞)のなかの1つであり、他の新聞と異なり経済に特化しています。このことから、日経新聞はビジネスマンにとって欠かせない存在となっています。
昨今は新聞の発行部数の減少が話題になっていますが、ビジネスマンの需要があるせいか、減少幅は他の新聞に比べて若干少ないような気もします。
また、電子版は2010年に始まりました。他の新聞社よりも若干早く始まったようです。
充実したコンテンツがあります。
この記事では、日経新聞を読むべき理由を3つの観点に分けてご紹介します。
- (ネットニュースなどに比べて)新聞を読むのが良い理由
- 新聞の中で、日経新聞を読むのが良い理由
- 「ITエンジニアが」読むことによるメリット
日経新聞を読むことのメリット①:新聞自体の良さ

カテゴリーが偏らずに世の中の重要な情報に目を向けることができる
自分が好きなジャンルに特化したサイトを見て情報を入手したり、Twitterでネットニュースの記事を見かけてアクセスしている方は多いと思います。
(私もITmediaとかBloombergとかは好きでちょくちょく見ています。)
ただし、好きなサイトだけ見ていたり、TwitterのTLに流れているものから興味のあるものをアクセスしていると、自分の興味のある分野しか目に入らないという問題点があります。
新聞は扱っているカテゴリーや取り上げられる会社の業種が偏らず、小見出しがあることから情報がパッと目に入ります。
興味がなくて全文読まなかったとしても大丈夫です。そもそもその情報にアクセスせず、全く知らない状態と、その日に起こっていることが見出しから目に入っている状態は結構違いがあり、積み上げると大きな差になります。
後者だと、なんとなく印象に残っていて後で仕事をやる上で関連がありそうだな~と思い出し、調べたら仕事に有益な情報だった、というような引き出しになりえるからです。
新聞にはページがあるため、どれが重要なニュースかが分かる
ネットニュースだと、人気ランキングだったり新着順だったりカテゴリごと等、記事が表示されている順番がサイトによってバラバラですし、どのように選んでいるのかも分かりません。
新聞は、新聞社が吟味して掲載順を決定し、それが一目で分かります。
つまり、そのニュースの世間の注目度やインパクトが分かりやすくなっています。
新聞社によってオーソライズされた情報が手に入る
ネットニュースやブログは、記事の信憑性が新聞と比べて低いです。
例えば、専門家と称して呼ばれている人が本当にオーソリティのある人かは分からないですし、記事の根拠がある会社が行ったアンケート調査であり、統計的に適切か怪しいものであるなんてこともあり得ます(想像ですが)。
ネットメディアはチェック体制が新聞と比べて整っておらず、メディアによってはソースを(情報元)チェックする必要がありますし、ブログは個人の主張とデータを区別して考えるために一歩引いた視点で見る必要があります。
新聞は、これらのメディアと比べてきちんと裏を取り、確認を行った情報が載ることが多いです。
※新聞社によって思想が反映されていることもあるので、新聞だからといって鵜呑みにしていいわけではないです。
また、ネットニュースやブログの出典を辿ると新聞である場合が結構あります。
このような場合は、一次情報にアクセスし、より正確なニュアンスで情報を取り入れることが重要です。情報リテラシー大事。
日経新聞を読むことのメリット②:日経新聞のコンテンツの充実

日本や世界の大企業の動向を知ることができる
日経新聞は経済に焦点を当てた新聞であることから、業界を問わず世界中の主要な企業が取り上げられ、注目されている企業や動向が分かるようになります。
大手企業の決算(増益・現役)や注目企業の動向(例えばUBERはよく話題になっていました)などが広く解説されており、経済の実態を分かりやすく知ることができます。
今はコロナショックで市場は大混乱ですし、どのような業種にどれだけ影響があるのかを知っておくと良いのではないかと思います。
日経新聞は「Financial Times」のコンテンツが充実している
これは完全に私の好みですが、世界的に定評のある英国の経済メディアである「Financial Times」の記事を読むのが楽しいです。
電子版だと一日複数本出るのでそれを読むこともできますし、本紙に載っているのは特に厳選されたものである印象で、グローバルな視点で専門家が理路整然と解説しているので、とても勉強になります。
私が日経新聞の中で最も好きなページの1つです(日経新聞本体ではない気もしますが)。
日経新聞を読むことのメリット③:エンジニアが読むメリットがある

他の業界でAIなどのIT技術が取り入れられている例を知ることができる
今や、ITはそれ単体の業界ではなく、全ての業界に関わっているといっても過言ではありません。
金融・製薬・保険・物流・小売など、様々な業界がAIやブロックチェーンなどの新技術を取り入れて新たなサービス提供を行っています。
日経新聞では、IT企業と特定企業が提携したという情報や(最近の超有名な例で言うとNTTとトヨタでしょうか)、その結果提供されることになったサービスについて、有名どころはほとんど抜け漏れがなくチェックできます。
様々な業界のトレンドを知ることができる
上記に述べた通り、ITは横串のような形で様々な業界と提携しながらサービスを提携しています。
自分もいつどの業界のサービスに携わるかは分かりません。
様々な業界の動向(上で述べたような特定の業界が儲かっている/儲かっていないというような動向や注目企業)を把握するのも大切ですし、ITを活用した新サービスのトレンドを知っておくと良いのではないかと思います。
(上と内容は同じですが、エンジニア視点から裏付けを加えてみました)
日経新聞を読み始める際の注意点・読むのを長続きさせるコツ

内容が充実したのは分かった!読んでみよう!となっても、実際毎日読むのは大変です。
文字数が多いですし内容も結構難しいので、疲れてしまい気づいたら読まなくなっていた…となりがちです。
私も途中で疲れてしまい、何回か小休止を挟みました。最初に読み始めてから1年経った現在は毎日楽しく読むことができているので、自分の試行錯誤から学んだ続けるコツをご紹介します。
無理に全ての記事を読もうとしない
これが一番大切で、全ての記事に一言一句目を通そうとするのはやめた方が良いです。
見出しだけざっと眺めてみて、自分の興味のある記事だけ読むくらいが丁度良いと思います。
また、この時に紙か紙面ビューアーで読むと中の文章が表示されるので記事を開く前から何が書かれているのかを眺めることができますし、記事の大きさから読む量を予め予想できるのでおすすめです。
最初は読むのが辛く、時間がかかる
最初は、興味のある記事だけ読もうとしても難しい単語があったり、背景が分からなかったりして頑張って読んでも何にも分からなかったよ…となってしまうかもしれません。
根性論みたいで申し訳ないですが、続けているうちに分かってくるので、最初は頑張ってください…。
私も最初の1か月弱くらい結構つらく、途中で読まない日も少しありましたが、だんだんと知識が積みあがってきて分かるようになりました。
毎日読んでいると同じようなトピックが何回も出てくるので、この話見たことあるぞ…となります。少し前だと米中貿易戦争、今だとコロナによる経済の落ち込みとかでしょうか。
読むことをルーティーン化するのが良い
新聞は毎日のことなので読む時間を決めると続けやすいです。
私は通勤の電車の中で読んでいます。
また、万一読めなかった場合でも、その翌日はその日の朝刊を読むのがいいです。
読めなかった日の分は後回しで大丈夫です。
そうしないと、もし何日か読めないことがあるとどんどん溜まっていって、リアルタイムな情報を得ることができなくなってしまいます。
まとめ
日経新聞のお値段は、新聞の朝・夕刊セット版地域が4900円/月(税込)、電子版が 4000円/月(税込)
のようです。
結構良いお値段ですが、私は自分への有効な投資であると感じています。
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